数字に関して面白い実験をした人がいます。ジョージ・ミラーというアメリカの心理学者です。

 ところで、私は数字がすごく苦手で、小中高通して算数や数学が苦手でした。しかも小中高と進むにつれ苦手の度合いがたかまって、大きな声ではいえませんが、高校時代は赤点というものをとったことがあります。赤点って知っていますか?自慢じゃないですよ。要するに落第ということです。とほほ。

 ところで、いかに数字が苦手な私でも、絶対覚えられる数字の数があります。それは4つです。私並の数学苦手君でも4つなら覚えられます。やってみましょうか。数字を書いてすぐ消しますので、覚えてくださいね。○○○○。覚えた?言ってみて。正解。これはほとんどの人が覚えます。

 じゃあ、今度は7つの数字を書きます。すぐ消すのですぐに覚えてね。○○○○○○○。覚えた?言ってみて。...正解。どのくらいの人が覚えたかな?自信もって答えられた人。すごいな。結構手が上がっている。

 じゃあ、今度は9個書きますので、すぐに覚えてね。○○○○○○○○○。覚えたかな。自信のある人手を挙げて。うーむ、正解。ところで自信を持って答えられた人はどのくらいいますか?わずかですね。大丈夫、覚えられなかった人、あなたは異常ではありません。

 実は、人間がぱっと覚えられる数は決まっているらしいのですね。ミラーという人が実験して分かったのは7プラスマイナス2なんだそうです。要するに5〜9なんです。この平均値の7をマジカルナンバーと名付けました。

 先ほど4つは確実、と言ったけど、これはほとんどの人が確実に覚えられるのでニューマジカルナンバーと言う人もいるようですよ。じゃ、これを覚えておいてね。0727。覚えたでしょ。覚えてない人?はい、誰もいませんね。この数字、次のお話の時、大事なので、聞かれたらすぐに答えられるようにしておいてね。

★参考にした本:『勉強法が変わる本』市川伸一 岩波ジュニア新書、池谷裕二『脳の仕組みと科学的勉強法』ライオン社 2004、ジョージ・A・ミラー『心理学の認識』1967 白揚社
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第6の扉 「マジカルナンバー 数字の記憶」