このページでは、掲示板やメールでいただいた質問と、それにお答えした文章インデックススタイルでまとめました。これまで、質問をお寄せいただいた皆さんに感謝申し上げます。ぜひこれからも掲示板にご意見やご感想など、お気軽にお寄せ下さい。
No 日付 トピック
1 2002/11/6 掲示板の案内
2 2002/11/17 小学校の英語指導
3 2002/11/17 文字を使わない指導
4 2002/12/10 フォニックスについて
5 2002/12/10 予習・授業の流れ
6 2003/1/3 予習のルール
7 2003/1/9 教科書の扱い方
8 2003/1/9 日本語訳の扱い
9 2003/1/12 文法説明について
10 2003/1/23 板書について
11 2003/2/5 音読について
12 2003/4/10 50分の使い方
13 2003/4/16 ノートのとらせ方
14 2003/4/13 アルファベット指導について
15 2003/7/2 チャンツについて
16 2003/11/8 カタカナの使い方について
17 2003/12/18 少人数制授業について
18 2004/1/15 授業内での復習の取り扱いについて
19 2004/2/23 ポイントステッカーその1
20 2004/3/13 ポイントステッカーその2

No 日付 トピック ご質問内容 回答内容
1
2002/11/6    ご案内    「教室のアイデア」ホームページをご覧いただきありがとうございます。
ホームページをご覧になった感想や学校・教育に関するご意見などございましたら、この掲示板をご利用下さい。上へ
2 2002/11/17 小学校の英語指導 こんにちは。英語教材を検索して、こちらのHPにたどり着きました。
私は、小学校で英会話を教えているのですが、日々、自作ゲームに頭を悩ませています。
おもしろくなければ、中学生よりももっと露骨に反応がでるからです。
練習だけでは飽きるし、ゲーム性だけでも、授業としてはだめですし。
その点、sasa先生のゲームは、ゲームとしても、練習問題としてもとてもよく作られていると思います。奥が深い!
早速、スパイゲームなどを、高学年の活動に取り入れてみたいと思います。
またおじゃましますね!
 私もいつも活動づくりに悩んでいます。今年は週の時間数が3時間に削減(実態は2.7時間くらい)されてしまったので、導入活動などに割ける時間は少なくなってしまいましたが。活動を含め、教え方自体も修正を余儀なくされている状態です。
 中学1年編で紹介している活動の中には、小学校で使えるアイデアもあるかもしれませんね。たしかに、中学3年より2年、2年より1年のほうが、反応が露骨です。小学校でうまくいったものがありましたら、ご紹介ください。
 現在、教室のアイデア〜中学英語解説・文法ドリル編〜を制作中ですが、「ここの教え方はどうしたらよいのか」「こういうときにはどのように教えたらよいのか」など、お困りのことがありましたら、お知らせください。ひょっとすると、参考になるようなことをお知らせできるかもしれません。ご使用されている教科書もお知らせください。上へ
3 2002/11/17 文字を使わない指導 やっぱり重要なのではないでしょうかね。昨今の使える英語への傾倒傾向から考えると話せればいいということになるのかもしれませんが、実際にはスピーキング・リスニングのみで英語力を測られる場というのは少ない気がします。それに、文字がはっきり認識できないと正しい発音にもつながらないように思います。この辺は、昨年1年生だったのでフォニックスを取り入れてみたら、5年間のなかでいちばん良かったんじゃないかな、という気がしています。ただ、笹さんも書いている通り、時数減は厳しいですね。フォニックスはかなり時間を食いましたから。
(ところで笹さんの学校の方ではスぺコンなるものを実施していますか?わたしは今年初めてそういうものの存在に触れびっくりしていたりするのですが)
 新1年生の授業で、文字を使わない英語指導の工夫をする利点は、次の2点だと考えています。

@心理的な不安を和らげる 
A英語授業へのモティべーションを高める 

 @に関して言えば、文字を使った指導をすると、生徒間で「できる」「できない」がはっきりしてしまい、最初の授業早々、学習の遅れを感じさせ、不安を高めさせることなどがあります。

 Aについて言えば、書く作業、読む作業は話すことにくらべて、基本的に作業量が多いので、はじめからこれを要求することで英語授業への期待が削がれる心配があります。

 しかし、これらは配慮事項であって、正直なところ、指導に当たっての小手先のテクニックにすぎないというのが私の基本的な考え方です。うささんのおっしゃるとおり、文字認識ができないと、正しい発音には結びつかないと思いますし、教師側は自信を持って書く指導や読む指導をしていい、と思います。 
 そういえば、私の子どもは3さいで、かなり話ができるようになっており、このところひらがなを読めるようになってきました。彼は長い間保育園を「ほよくえん」と呼んでいましたが、ひらがなが読めるようになって「ほよくえんは、ほいくえんだったんだ」と申しておりました。
 多くの生徒が"think"を"シンク"と発音しますが、しばしば単語テストでも"sink"と書きます。"sink"と書く生徒が"th"の発音ができるということは考えられません。"think"の綴りを見て、"th"の発音であることが理解できなければ、正しい発音を理解できません(正しく発音できることは、これとはまた別な問題と考えます)。
 少し長くなりました。フォニックスの話は次回書き込みたいと思います。
(ちなみにスペリングコンテストは地域でやっているので、その選考会をかねて学校でも行っています。夏休みの宿題程度に、私は考えていますが...)
 

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4 2002/12/10 フォニックスについて    右ふくらはぎにseriousな肉離れという事故に遭い(全治1ヶ月)、書き込みが遅れました。
 フォニックスについて少し書きます。『教室のアイデア』でも書いているとおり、私はフォニックスの指導というのは、一般的に有効だと考えています。ただ、必ず(最初に)やらなければならないものではないとも思います。
 その理由は次の二つです。

@すでに12歳の日本人としてエイ・ビー・シー・・・がある程度身に付いてしまっており、フォニックスから導入すると混乱を来す生徒がいること(むろん力のある生徒は理解しますが)。

Bフォニックス指導は、経験のある英語指導者であれば、知らず知らず行っていること。このため、『フォニックスを指導する』ということにこだわり過ぎなくても良いと考えていること。

 理由の@については、私の指導方法がまずいのかもしれません。が、経験的に、1年生の4分の1(あるいは3分の1かもしれません)は、ABC...を最後まで正確に言うことができません。まともにアルファベットの「名前」さえも把握できない生徒に、全くなじみのない「発音」をやらせることに、不安を感じるのです。これについては、「だからいいのだ」という考え方もあると思うので、私が間違えているのかもしれません。ただ、低位の生徒にAは「エイ」だね、Bは「ビー」だね、と確認してあげることの意義はあると思います。(これについては本編p.13〜p.14『アルファベットの発音』を参照)

 理由にAについてですが、例えば、複数形のsの発音指導を例にとってみましょう。"caps"と"bags"におけるs音の発音については、前者が濁らないs、後者が濁るsになります。しばしば私は「sだけを発音してごらん」といった指示の仕方をしますが、これもアルファベットの音声指導になると考えています。
 
 短くまとめたので、やや説明不足の感がありますが、お許し下さい。次回は発音問題の指導法について書き込みをします。

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5 2002/12/10 予習・授業の流れ はじめまして。ささ先生のホームページ、とてもお世話になっています。
今日は教科書を使った授業についてアドバイスを欲しいな、と思って来ました。
まず、予習はどの程度させるか。そして授業の型はどうするのがよいか、です。
結局古典的な流れが一番落ち着くと私も思うのですが、それって一番つまらないと言われるものになってしまって・・・。単語の意味、発音、本文の読み、意味。どれも大切で基本なのに、これをどうやって楽しくさせるか、とても難しいです。教科書を使った授業の実践を教えて欲しいです!!
 教科書をどう扱うか。これは現場の教師のもっとも苦労する部分ですね。研究授業でも見ないし、授業研究書にも載っていないけれども、実際の授業における比率は非常に高いという、なんとも不思議な領域です。
 さて、私が自分の授業をすすめるにあたって、生徒に対して基本的にもっているのは、「教科書はしっかり読めるようにしてあげたい」という願いです。そのためには、新出単語の扱いや、音読にある程度時間を割くしかないと考えています。と同時に、まこさんのように、ともすれば重くなりがちなこの時間を、少しでも生徒の興味を引くことのできる、楽しい時間にするためには...と頭を悩ませてもいます。

 新出単語の指導については、本編『共通編』「フラッシュカードの工夫」(本ではp.293〜p.294)を読んでみてください。ここでは、いかにリズムよく新出単語の発音や意味確認をすすめるかについて解説してあります。手段はオーソドックスですが、キーポイントになるのはリズムだと思います。この手の学習活動は、どうしても作業的になりがちですが、授業のリズムのとりかたによってはそれを押し返すことができると思います。
 本編では書きませんでしたが、音声指導においては、取り扱う新出単語のいくつかについて、アクセントマークや発音記号(両方とも先生が記入しておきます)をトピックス的に解説することで、単調な作業に変化をつけられます(具体的には、「アクセントマーク、発音記号をヒントにこの単語を読んでみてください」という発問をするなど)。
 また、新出単語の意味をとりながら、生徒が持っている知識と結びつかせるトピックを挿入すると、生徒の興味もわき、授業に厚みがまします。
 例えばproduceという語が出てきたとします。単に「生み出す、生産する」といった意味を確認するだけでなく、プロデューサー、プロダクションといった生徒の耳に慣れた言葉を連想させ、「テレビ番組を制作しているからproducerであったり、productionであったりするのだね」という話題のとりかたをすることによって、無味乾燥な意味取りにひと味加えることができるように思います。
 
 教科書音読については、本編p.256〜272「音読の流れ」「音読の自己評価」「音読の工夫あれこれ」を読んでみてください。まずは先生が「音読させる」定型パターンをしっかり持つことが大切だと思います。これに加えていくつかのパターンを用意しておいて、その場に見合った(雰囲気や時間)変化をどのように加えていくかによって、だらだらした流れを断ち切ることができます。本編で紹介している以外にもいくつもパターンが考えられると思います(現在、集約中です)。例えば、次のようなものはどうでしょう。
@先生が本文を読んでいて、ある部分で音読をとめます。生徒たちはそのセンテンスの続きを読みます。再び先生が本文を読み、ある部分で音読をとめ、生徒たちがそのセンテンスを読んで完成させます。これを繰り返します。
A先生の合図に従って、一列一文ずつ読み進めます。一番声の大きかった列全員にワンポイント。

 本文の意味取りについては、もう、やってらっしゃる先生のほうが少数なのかもしれません。でも、ぎゃくに私は「でも私は大切だと思うのでしっかりやります」と宣言しながらこのような授業をしています。多少授業は重くなりますが、一定以上の生徒(とりわけ塾に行っていない生徒)は「きちんと意味取りをして欲しい」という気持ちを持っているというのが、私の実感です。「大まかに意味を理解する」ことも大切ですが、「細かくきちんと読んでいく」ことも、別に受験対応でなくとも必要なことだと思うからです。それに、手を挙げて発言させながら、意味取り確認をしていくと、少なくとも参加している生徒は「楽しい」と感じる様子です。どうしても楽しめないという生徒向けには、前後のコミュニケーション活動を工夫することで納得してもらいたい、という考え方をとるようにしています。

 すこし話が広くなってしまいますが、このような「訳読」授業が否定され続けたため(私は全面否定する必要はまったくないと考えています)、教科書自体がこの「訳読」を全く無視した本文構成を取ってきているようです。マンガで構成されていたり、重要な構文や単語が、Let's talkだの、Enjoy Talkingだのといった、「訳読」しづらいスペースに入り込んでいると、非常に授業がやりづらい、というのが私の本音です。「教えやすい」というのは大切なことで、「訳読」のよさというのは「教えやすさ」であると思います。「教えやすさ」というのは教師の勝手な価値基準ではなく、「教えやすさ」は「わかりやすさ」だと自分に言い聞かせているこの頃です。

 少し長くなりました。ご質問にあった、予習については触れることができませんでした。次回書き込みたいと思います。
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6 2003/1/3 予習のルール     教科書がとても予習しづらい構成になっているようです。この理由には大きく3つありそうです。

@マンガによって構成されている教科書が多い。開隆堂サンシャイン1では9割以上、東京書籍ニューホライズンが3割です。どうやって、ノートに教科書の英文を書く練習をしろと言うのでしょうか。

A教科書本文(lesson, programなど)の扱いが、全体構成上、低くなっている教科書が多い。その分、副教材的なページの取り扱いが大きく、生徒も教師も目標を絞り込みづらい。副教材部分は予習がしづらいというのが現実。とりわけ東京書籍ニューホライズンにおいてこの傾向が強い。三省堂ニュークラウンも、本文、会話、リスニング、ライティングが入り組み合っており、構成を読みとりづらい。本文ページよりも、副教材ページの分量が多いのも、この教科書の特徴。

B会話を中心に取り扱っている教科書が多い。1年教科書では、地の文はほとんど扱われなくなってしまった。検定教科書7種をざっと目を通した限りでは、本文で地の文が登場するのは、三省堂ニュークラウンのLesson5-1 Alice and Humptyのたった1セクションである。会話文は、慣用表現が入ってくるために、地の文よりも予習がしづらい。

 困ったものです。「教えやすさ」に関していえば、今回の改訂教科書は、おそらく日本の英語教育史上、もっともひどい状態にあると確信しています。

 さて、予習のルールですが、多くの先生方同様、私は基本的に本文書き写しと新出単語調べを課しています。ノートの構成については、学年はじめに伝えますが、強制ではなく、「よりよい使い方があったらそれでもかまわない」と言いつつも、比較的強く指導します(ノートの書き方については「教室のアイデア」の新作で紹介する予定ですが、ごく一般的な見開き使用をすすめています)。ノートを学期末に集めてチェックする時に、生徒がみな、同じ構成でノートを作成していると、見やすく、チェックしやすい利点があるためです。もちろん、自分でいくつも試して、これがいい、と考えているのが最大の理由ですが。
 ちなみに予習をしてくる生徒は、現任校では100%に近いですが(単学級の小さな学校なため)、大規模校の前任校では、時によっては下手をすると10%を切っていたと思います。勉強しなくてあたりまえ、という雰囲気が、時代的に強くなっているのを感じます。上へ
7 2003/1/9 教科書の扱い方 私は中学校で英語を教えているものです。
わかりやすい授業をしたいと思っているのですが、なかなかできません。いろいろとネットを検索していて、このHPにたどり着きました。
掲示板を拝見して、「私の聞きたいことが載っている!」ととてもうれしく思いました。
いろいろと教えていただければありがたいです。よろしくお願いします。
笹先生は、教科書本文の導入の時に、生徒の興味を引きつけるためにどんなことに心を砕いていらっしゃいますか?私の学校ではニューホライズンを使っていますが、私自身が「使いづらい」と思っているせいか、なかなかうまい導入が思いつきません。
私は学校図書のTOTALという教科書を使っていますが、ニューホライズンよりは扱いやすいかもしれません。私の見た感じでは検定7社の教科書のうち、ニューホライズンはもっとも教えづらい教科書だと思っていますので、大変苦労されているのではないかとご推察いたします(理由については、現在まとめている原稿がありますので、いずれご説明できると思います)。
 さて、ご質問にあった、本文の導入のアイデアですが、アイデアとして具体的にあげるとすれば、レッスン・サマリーなどがあるかと思います。2,3日中に新作ページにアップしますので、ご覧ください。「こちら」にも書いたのですが、レッスンサマリーの弱点も多くあります。だいいち、すべての生徒の興味を引きつける内容のものではないですし。
 アイデアになるかどうか分かりませんが(先生のキャラクターに大きく影響されると思うので)、私はレッスンの最初に、「このレッスンはつまらない。がまんしてこなそう」とか、「このレッスンは、まあまあおもしろい」とか、「このレッスンは、絵がかわいい」(!)とか、思ったままをいってしまうことが多いようです。実際、生徒にとってのみだけでなく、教師にとっても教科書の本文の多くはおもしろいものではありません。「我慢してやろう」という言葉で、共感が生まれる時もあるようです。また、生徒が「つまらない」「つまらない」といっているときには、「あのねえ、教科書に『つまらなくない』ものを期待するのは、あたかも学校で『ハンサムな先生』を期待しているようなものですよ。私は例外ですけど」と、訳の分からないことを言って言葉で現実を知らしめてしまうにしています。(「私」を見たい人は『教室のアイデア』を申し込んでください!?)
 私は、自分の授業の構えの基本として〔コミュニケーション活動3割、教科書3.5割、文法3.5割〕を心がけています。教科書がおもしろくないようであれば、活動を充実させてバランスをとったり、教科書が使えそうであれば、あまり活動に重点をおかないなど、全体の中で工夫するという考え方でいかがでしょうか。
 それから、私は現行検定教科書を一通りすべて持っていますので、ご質問に当たっては、「この教科書のこの部分について」という内容でも何かしらの回答ができると思いますので、ご質問されてみてください。
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8 2003/1/9 日本語訳の扱い 笹先生、早速お返事いただきましてありがとうございました。
ホライズンの中で、やりづらいと思っているのは LET'S CHAT と SPEAKING PLUS です。
状況や大まかな日本語訳がついているので、オーラルでの導入や日本語による確認もなんか組み立てづらく、言葉は悪いですが適当に扱ってしまっています。
ところで、またお聞きしたいのですが・・・
初めに、笹先生は文法や本文の導入を英語でするべきだとお考えですか?
生徒の質によるところが大きいとは思いますが、先生はオーラルでやっていらっしゃるのでしょうか。やっていらっしゃるとしたら、どのようにしておいでですか?私はPCを見せながら生徒とのインタラクションを通して内容をつかませたいと思っていますが、今年はやったりやらなかったりと一貫していないのが現状です。
そして、英語で本文を導入されておいでなら、その後の日本語訳はどうされてみえますか?私は、オーラルで説明したら、その概要を日問日答で言わせた後に、本文の重要なところ(新言語材料を含む文やその他重要だと思う文)にアンダーラインを引かせて、その文を中心に訳をさせていますが、このような形でよいのでしょうか。オーラルでやっている方で「塾やガイドで訳を知っている生徒が多いから私はやってない」と言われる方もみえるので、日本語をどの程度扱うかは、いつも迷うところです。授業で全訳をした年もあれば、上記のようにポイントのみ扱って後は訳例をコピーして配ったこともありましたが、よかったのか悪かったのか分かりませんでした。ただ、訳例を配ることは、生徒の手元に残るので(ノートに貼らせたため)忘れないとか後々見直せるというメリットが生徒にはありましたが。
たくさん書き込みをしましたが、教えていただけるとありがたいです。
予習についてですが、私は生徒に@新出単語写しA新出単語の意味調べB本文写し の3つをやってくるように言っています。ノートの取り方の形式は、年度初めに自分のおすすめの取り方を説明し(強制はしてません)、それ以外でもとりやすいやりかたがあればそれでよいとしています。
少人数クラスを持っているので、そこでは上記3つの予習がしてあれば、予習1部分につきスタンプを確認の意味で1つ押すことにしています。人数が少ないので点検は短時間でよく、授業の初めか終わりの時間を使います。スタンプを押すことは生徒のやる気を起こさせるようで、半数ぐらいの生徒は「予習してきてね」の指示どおり、次の授業には予習をしてきます。英語ができないとか嫌いな生徒はやってきません。
通常のクラスでも同じ予習を課していますが、こちらは点検に時間がかかるだろうので、今まで予習については点検したことはありません。「予習していらっしゃい」と言いっぱなしで終わっています。
ノート点検の際の評価の基準を事前に伝えてあるので(上記3つの項目プラス板書事項をパートごとにきちんとまとめてあれば満点)、提出されたときにきちんとまとめてあればよい、という感じでの生徒は多く、授業のためにその都度書いてくるという生徒はかなり少ないと思います。授業できちんと点検をすれば予習をしてくる生徒は増えるとは思うのですが、毎回そのために費やす時間を考えると、どうしようかなと言う気になってしまいます。
まこさんをはじめ皆さんは、予習の指示をしたときに点検などしていらっしゃいますか?

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9 2003/1/12 文法説明について    私の学校ではTOTALを使っていますが、ホライズンの LET'S CHAT と SPEAKING PLUS
に相当するEnjoy Talkingに頭を悩ませています。理由は@「分量が多い」A「内容が悪いから」です。適当にあしらわざるを得ません(ので、としこ先生同様、やむを得ず「好い加減」で済ませています)。これに関しては、本ホームページの英語編・新作紹介の中で書いた部分を引用しますね。

 『...だいいち、道案内に限らずだが、教科書のEnjoy Talkingだの、Let's Talk だのにおいて、「これでもか、これでもか」と、日常英会話表現を盛り込んでいるのには、正直なところ閉口である。学校図書のTOTALなんか、"Can I do anything for you?"を取り扱いながら、ご丁寧に「"Can I give you a hand?"という表現もよく使います」だそうである。そんなことは現場の教師が判断して教えればよい程度の話ではないだろうか(もっとも、私だったら最も良い表現としてMay I help you?しか教えない。Can I give you a hand?なんて、知ってたって、こんな俗っぽい表現、絶対に言わないし、生徒にも言ってほしくもない。少なくとも私は)。』

 本文導入、文法説明ですが、私は英語による導入は基本的にしていません。たぶん、(多くて)上位10%の生徒にとっては良い刺激になろうと思いますが、半数の生徒にとっては、拷問に近い時間になるだろうと思うからです。このような姿勢は、私が公立中学の教師であることに起因していると思います。たまたま生まれた地域だけを規準に、集団として集合する公立中学校では、実に様々な生徒がいます。この実に様々な生徒を、なるべく一緒に取り込めるような指導のすすめ方を考えていると、本文の導入や文法説明をオーラル・イングリッシュで行うよいアイデアは思いつかないのです。その分、文法説明や、本文説明については、だれもが納得できるものを提示していきたいと努力はしているのですが...。
 日本語の取り扱いについては、本HP中学英語・共通・「音読の工夫C」をご参照頂ければと思います。(p.276〜278)いまは少数派だと思いますが、私はごく丁寧に日本語をやっています。というのは、昔、私は英語の先生にちゃんと本文の日本語をいって欲しい生徒(塾もガイドも無縁の)だったので...。

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10 2003/1/23 板書について 今回は板書についてお聞きしたいと思います。
文法説明の時に、私は教えたいこと(分かってもらいたいこと)についてわりと詳しく板書していますので、書く内容が多くなあと自分では感じるときがあります。
笹先生はどの程度板書されていますか?
例えば、比較級・最上級のところでいうと、@er,estの付け方のルールを例を挙げて書く
A比較級・最上級を使った文型を書くBそれを使った例文を書く ということをしてきました。
今年は@の部分を変え、基本的なルールのみを1例あげ、その他の例外的ルールはワークブックの説明にラインを引かせて終わり、語形変化のまとめプリントで補いました。
板書の量は多すぎても少なすぎても良くないと思いますが、その目安といったものはありますか?

体調を崩したりしていて、書き込みが遅くなりました。すみません...。
 社会科などとは違い、板書について論じられることが少なかったのが英語授業ではないでしょうか。まさに、いま、私がまとめつつある原稿が、板書と文法説明の工夫についてのものです。近々、何らかの形でご紹介できるようにしたいと考えています。
 私が現在、英語の授業で必要とされているもの(理想であると考えているわけではありません)は、「興味関心を引きつける言語活動」「シンプルでわかりやすい文法説明」「適度に競争心をあおるドリル」の3つであると考えています。板書はこのうちの「シンプルでわかりやすい文法説明」の工夫の1つになると思います。語られることが少なかった割に、授業現場においては非常に重要性の高いものですよね。私も常に悩んでいます。
 さて、板書の中身ですが、私が心がけていることは、としこ先生と同じであると思います。あまり参考になりませんが、あえて列挙すれば以下の3点です。

@分量:必要最低限の分量(ただし、教師の説明に生徒がついてくるようであるなら、分量は多くとも構わない)

A構成:あとで見てわかりやすい構成

B例文:極力シンプルな例文

 加えて、「説明をしながら書きやすい板書」を計画するようにしています。それは、私の授業のルールに、「教師が板書している間はノートを書かない」というものがあるからです。これは多くの生徒にとって、板書を見ながら、説明を聞きながら、ノートを書くという一連の動作をいっぺんに行うことが難しいことであると考えているためです。通常、全員に顔を上げさせながら、説明を聞かせながら板書をすすめ、終わったところで「はい、ノートをどうぞ」としています。そのためには、説明しながら板書をすることになり、リズムを崩さないために、結果として最低限の分量やシンプルな例文を扱うようになっています。
 板書の具体的な内容は、としこ先生がお書きになってらっしゃるのと同じように、語形の変化、例文が1〜2文というのが私の通常です。
 総論的になってしまって恐縮です。書きたいことはたくさんあるのですが、板書について論じる際には「説明」と切り離すことができず、これについて書き始めると長大なものになってしまうので...。「文法講義編」を早く上梓して、ご意見をいただけるよう頑張りたいと思います。上へ


11 2003/2/5 音読について 板書についての御回答、ありがとうございました。
板書の量を少なくすると、生徒がちゃんと理解できたかどうか自分が心配になるのですが、週3時間になって時間のやりくりが結構大変なので、やはりシンプルでわかりやすく・・という視点で考えていった方がいいのでしょうね。書くのがとてつもなく遅い生徒もいるし・・・
さて、今回は音読についてお聞きします。私は以前に「意味の分からない英文を読ませても、無駄である」という内容の文章を読んだことがあり、それが非常に頭に残っています。そのため、私の進め方としては、単語の発音練習→意味確認→本文を聞いて内容をとる→音読という流れをとっています。同僚の中には、本文の音読を先に済ませてから内容をとる、というやり方を取っている方もいますが、どちらが生徒にとってわかりやすいのでしょう? どちらを先に行っても、たいした違いはないのでしょうか。先生はどう思われますか?


 週3時間になって、音読に当てられる時間がぎりぎりになってきました。コミュニケーション活動を行おうとすると、教科書を扱う時間が非常に限られます。また、教科書も音読に適した内容でないものも多く、指導方法を根本から考え直さなければならなくなるかもしれない、というのが新学習指導要領初年度をほぼ終えつつある現在の感想です。

 さて、音読についてですが、ご意見にある、「意味の分からない英文を読ませても仕方ない」という考え方に基本的に賛成です。1980年に入って、「まずは音声から」という指導方法が流行になり、「意味が分からなくとも、まず音声で」という考え方が生まれたのではないかな、と想像します(学者ではないので、聞きかじりの推測ですが)。「和訳」(昨今の英語指導では禁句に近い言葉ですが)の前に音読という指導法が始まったのはこのころではないでしょうか。
 考え方としては、和訳から音読が順序であると思いますし、NHKの基礎英語などもこのようなスタイルをとっていて、わかりやすいなあ、と思います。ただ、私自身は、なぜか新出単語の発音・意味→音読→内容確認→音読という順序をとっています。自分の中で理由にしているのは、

@前提として、生徒は和訳までの予習をしてきているはずである。分からないのは内容の一部と、読み方であるはずだ。
A内容を挙手させて発表させるとき、「読んで日本語」の形にしたい。
 
 という2点ですが、それほど強い根拠にはなりませんね。このやり方で特に問題は発生していませんが、正直に白状すると、生徒にとっては、どちらでもそんなに変わらないかなあ、というのが私の見とりです。「指導者がやりやすい」方を選択する方が良いかな、という気がします。上へ


12 2003/4/10 50分の使い方 初めて学校に勤務し、1・2学年を担当します。一応、年間指導計画というものがあるのですが(教科書に・・・)どう計画を立てていけばよいのやら???
また授業で、挨拶、導入(アクティビティ含む)、単語と本文の発音、訳、そしてワークをすべて授業内で行うのは詰め込みすぎでしょうか??50分という時間内をどう有効に使えばいいでしょうか??初めてなので、まったく感じがつかめません(TT)
 お気持ちはよく分かります。私も初任当初は、毎日3時間睡眠で授業計画を練っていたように思います。ただ、民間経験を5年ほど終えて教職に就いた私は、それまでの経験から、こんな真っ白状態に居るときにどのようにしたらよいかを経験的に分かっていたので、あることをしました。
 それは、大きな本屋に行って、自分が直面している問題に関係のある書籍コーナーに行き、2時間粘ることです。具体的には英語教師向けのコーナーの前で、片っ端から立ち読みをしました。そして、「今の自分」に必要な情報がわずかでもある本を、片っ端から購入することです。私は10冊程度購入して、ざっと読み飛ばし、まさに明日の授業に必要な情報を引き出すことから始めました。
 なかなか、自分にピンとくるものはありません。1冊買って、一つあれば良い方で、そうそう使い回せるアイデアはありません。けれど、数があれば、自分の感覚に近いものも得られる、というのも、私のこれまでの経験でしたので、切羽詰まってなんとか授業のアイデアをこしらえ、その日暮らしをする状態でした。そんなふうにして過ごした3年間の経験が、このホームページの基礎になっていると思います。
 さて、ご質問のように、あいさつから導入、単語や本文、意味確認やワーク、こういったものを、どのようにアレンジするかは、とても難しいですね。ただ、生徒の実態把握(あんまり使いたい言葉ではありませんが)は要となるものだと思います。教師側に理想はあっても、ついてくるかどうかは生徒ですから。どんなに高邁な理想でも、生徒が現実的についてこないのでは、現場の教師としてはどうにもなりません。我々は評論家ではなく、現場の人間なんだなあと思うのはこの瞬間です。現場の外にいると、どうしても「こうあるべき」姿を語ることで自己消化してしまいがちですが、現実に40人に近い生徒を50分間集中させるというのは、簡単な技術(技術などという言葉を用いることも恥ずかしい!)ではないと思います。むしろとても泥臭い行為であるように思います。
 とてもおおざっぱな言い方になってしまいますが、「今日は導入、活動、単語まで」「今日は単語復習、本文まで」「今日はまとめとワークを」のように50分の扱い内容を絞り込むと指導者の混乱が少ないように思われます。
 新学期、授業も始まり大変なところと思います。かく言う私も小さな学校のため、1〜3年までの授業全部を受けもち、明日から授業スタート、未だに緊張を隠せない前日の夜を過ごしていることを告白しておきたいとおもいます。またご相談にのりますので、気楽に質問をお寄せ下さい。
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13 2003/4/16 ノートのとらせ方 笹先生、お久しぶりです。
新学期が始まってから1週間になり、授業もスタートしました。
今年は1年生になり、気分も新たにがんばろうと思っています。

1年生のノート指導についておききしたいのですが、ペンマンシップが終わった後のノート指導を、笹先生はどのようにしておいでですか?これからのビジョンをたてるためにも、先生のやり方を教えていただけるとうれしいです。
ちなみに私の場合ですが、最初のHELLO ENGLISHの部分は、単語とその意味を書かせて練習させます。1学期の半ばまでの本文の量が少ない場合は、授業中に単語と本文を書かせる時間をとり、家での予習としては扱いません。本文の量が増えてきたら、ノートのまとめ方の例を示した上で、家で単語・本文を書いてくる事と単語の意味調べを予習としてやらせます。
以上のようなやり方ですが、先生はいかがでしょうか。よろしくお願いします。
 学年で教える内容としては、2年がかなり厳しくて(教えきらない、ということです)、1,3年は何とか、という感想を持っています。検定教科書を一通り眺めても、そのような印象を受けます。たしかに、この時期、行事や検診、短縮授業や出張など授業が中断したり、あるいは授業自体が週に1回、なんていう週もあったりで、フォローをかけているとぜんぜん進まない!なんてこともしばしば。週3に削減されたあおりを受ける生徒が気の毒です。これで「英語先進国を目指す」なんて言われても、現場の人間はため息をつくばかりか、と思います。
 私も愚痴になってしまいました。1年は、進度がやや遅れても、後半盛り返すことができる、というのが経験的な感覚をお伝えしたいな、と思います。

 私も実は民間経験を経て、途中、英語教員資格を取得して、英語教員になったのでした。社会科は免許を持っていたのですが、やはり、需要が多い、ということで英語を取り直したというのが本当のところです。中途採用で、いまだ戸惑いは、あります。
 「解るまで聞いて」という姿勢は大切だな、と思います。このところ校務分掌等で、雑事にかまけて、以前はやっていた、捕まえて無理やり教える、なんていうこともすっかりご無沙汰です。お話を聞いて反省しきりです。授業の基本は生徒との関係、というのも大賛成です。技術も大切ですが、前提には生徒の様子を読み込んだり、クラスの雰囲気を察知するような配慮が不可欠だと思います。あんまり参考にもなりませんが、つらつら書いてしまいました。猛烈に忙しい新学期、このHPをご覧になった先生方、お体に気をつけて「健闘」しましょう!
さて、私はまだペンマンシップに到達していないのですが(来週の後半からの予定です)、ご質問をいただいて、そういえば、ノートはどのようにしていただろう、思い返してみました。としこ
さんの投書に「授業中に単語と本文を書かせる時間をとり、家での予習としては扱いません。」と書かれていて、なるほどなあ、と思いました。私は、1,2回授業中に書かせ、辞書の使い方を教えたら、すぐに予習を宿題にしていたのですが(ノートのとらせ方はHP〈新作追加編〉をご覧下さい)、多くの生徒が単語の間を空けずに書いていて、むむ、ということがあったように思います。しばらくの間、授業中のワークにするのもよいかもしれませんね。
 ただ、もうそれなりに英語が結構できる、という生徒は飽きちゃったりしませんか。それから、「本文書き写し」といった作業では、進度の差が激しく、クラス全体の動きをとるのが難しくなったりはしませんか。なにか良い方法をお持ちだったら教えてください。上へ
14 2003/4/13 アルファベット指導について アルファベットですが、最近のほとんどの子供達はアルファベットが書けるようです!!私が受け持っているクラスもアンケートを採ってみると、あまり書けないなぁ〜という子供が2、3人いるくらいで、たいていの子供達は書けています。まして、「先生、はやく教科書に入ってください!」とせがまれる始末・・・。実際、授業をしていてもつまらなさそうにしている子供もチラホラ・・・。せっかくのペンマンシップを有効に使いたいのに、それを知ってか知らずか・・・、子供達は早くアルファベット漬けの授業から解放されたい様子なのです・・・ぐすん・・。 私の勤務する中学校1年生は、アルファベット大文字小文字を読める生徒が1,2割でしょうか。 今年で1年を教えるのは4回目になりますが、読める生徒は多い年で6,7割、といったところでしょうか。まして書くことが出来る生徒は多くて2割程度でした。 kさんの学校とはずいぶん実態が違いますね!

 さて、アンケートを採られたということですが、背伸びして答えている、と言うことはないでしょうか。「できる、できる」と言っている生徒も、実際は結構いい加減だったりすることが、ままありますよ。特に小学校で塾に行っていた生徒は、見栄を張りたがります。

 中学1年の入学したてでも、力の差は非常に大きなものがあります。この時点で大切にしなければならないな、と感じるのは、Slow learnersへの配慮はもちろんですが、一定以上の知識を身につけてしまっている生徒たちへの目配りです。これらの生徒が納得できる素材を用意しておかないと、授業の雰囲気を変に陰気に持って行かれてしまうことがあると思います。

 では、具体的にどういう事かというと、例えば「発音」です。それなりに知識を持っている生徒でも、海外滞在経験でもない限り、英語教師の発音にはかないません。ですから、Aは「エー」ではなくて「エイ」だよ、とか、Bの破裂音を教えるだけで、この手の生徒は「新しいことを勉強した!」という気持ちになり、授業をしっかり聞こう、という雰囲気が生まれます(教室のアイデア・1年編参照)。アルファベットの「書き」についても、「人がアルファベットを書いているのをみる機会なんてあんまりないから、今日はしっかり見ておいてください」と、理由付けしてあげるだけで気持ちが変わってくると思います。

 もう指導は終わってしまったかも知れませんが、ペンマンシップの指導のコツについてまとめた文がありますので、よろしかったらメールをください。折り返しメールに添付してお送りします

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15 2003/7/2 チャンツについて チャンツおとりいれた授業をしたいのですが、何かよい教材や、リズムなどあれば教えていただければ幸いです。
教材・CDに関しては、以下のHPをご参考下さい。

http://www.mpi-j.co.jp/index.asp  松香フォニックス
              
http://www.apricot-plaza.co.jp/   潟Aプリコット

 どちらもテキストとともにCDを扱っており、簡単に購入することができます。ただ、専用テキストを使わざるをえないので、授業の中で扱うには限界があるように思います。扱いたい文がズバリ、というわけにはいきませんし、別テキストに沿ってすすめるには授業時数が少なすぎます。
 私もチャンツにチャレンジしたこともあるのですが、このときはキーボードを使いました。キーボードのリズムは緩急をつけられるので、テンポを上げたり下げたりして楽しくできます。また、基本文も教科書に沿って、自分で用意できます。ただし、毎回準備するのが大変なのと、音楽が同じになってしまうこと、さらに教師生徒とも「飽きが来る」ことは不可避のように思います。
 チャンツ全般に関して言うと、大変面白いが継続するのが難しい、というのが正直な感想です。ノリの良い、元気のよいALTと一緒なら、TT授業のときだけやる、というようにしたほうが長続きしそうです。
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16 2003/11/8 カタカナの使い方について 初めて書き込みをします。私は今とある中学校で英語の講師をしています。
主にTTの指導でT2を担当しています。この学校の英語の授業では新出単語に必ず読み方
(例えばalwaysならオールウェイズなどのように)を書かせる習慣があります。
既出の単語でも読めないとなると,かならず読み方を書きます。
私は今まで読み方を書くとそのカタカナを読む習慣がつくので,基本的には書くなと言われて
きたし,そう指導してきました。
もちろん活動の際にそのような配慮が必要な場合もあるし,スローラーナーズにはある程度
必要かもしれません。
みなさんはどう思われ,どのように指導されていますか?
何か意見がありましたら教えてください。
回答が遅くなって申し訳ございませんでした。参考になるか分かりませんが、思うままに書かせて頂きました。

音読指導について:私が中学生の頃は(25年ほど昔の話になります)、カタカナを書くと先生に怒られる、という時代だったように思います。私は一度もカタカナを使ったことはありませんでしたが、多分怒られるのが恐かったからだと思います。おかげさまで発音記号を覚え、英語の発音には正確になったと思いますので、この指導はありがたかったと思います。他の先生にも聞いてみましたが、怒られはしないものの、この時代には積極的に認められた行為ではなかったようです。
 私見では、教科書の英文にカタカナを振ることが公然と認められるようになったのは、ここ10〜15年ではないかと思います。その理由は、
@すべての中学生向け辞書に、カタカナ表記が掲載されるようになったこと。
Aスローラーナーへの配慮が強く求められるようになったこと。
B高度な(私は高度とは思いませんが)内容を排除する方向が強まり、発音記号を公然と教えづらくなったこと。
Cとりわけここ数年、カタカナ表記を工夫することで、効果的に英語をマスターできる、という主張が見受けられるようになったこと。
 ではないかと思います。
 さて、私の生徒に対する言い方としては、「カタカナを振りたければ、ノートに書きなさい。教科書にはかかないこと」としています。その理由は、
@カタカナがあれば、それを読んでしまいますから、英語を読む力はなかなかつかない。
A一方で、なかなか読む力がつかないながらも、英語を読みたいと言う意欲がある生徒は、ヒント程度でもカタカナが必要な場合がある
B音読は教科書で行い、分からないときにノートでチェックすることで、「カタカナを読む」ことの弊害を軽減できる。
 と思います。
 そういえば、私は1年生のうちから発音記号を教えてしまいます。一応、「わからなくてもいいのだけど...」と言いながら、教えますが、勘のよい生徒はどんどん覚えますし、3年生の一部は、発音記号を見ればほぼ正確な発音ができるようになります。上へ
17 2003/12/18 少人数制授業について 初めまして。
1クラスを機械的に2つにした少人数クラスを担当しています。
小テストをしたりしているのですが、どうも生徒の力がつきません。もう一方のクラスと比べ、平均点が低いのです。
先日、クラスを前後期で持ち替えました。期末テストが終わり、結果を見るとやはり平均点が低いのです(まだもう一方のクラスとは比べていませんが・・・)。
自分の教え方がよくないのではないか、と考えていますが、何をどうしていったらよいかわかりません。
生徒に力をつけてやれるような指導法やドリルのやり方、ワークの使い方、宿題の出し方など、アドバイスがあったら教えていただけませんか。
よろしくお願いします。
少人数の功罪と「学ぶ雰囲気」について:私も、一つのクラスを人数で二つに割り、年間を通して授業をした経験があります。その2つのクラスのカラーの違いにびっくりしたものです。そのカラーの違いは、たいてい「明るい」と「暗い」。あるいは「のりが良い」と「のりが悪い」。個人的には少人数指導の善し悪しと考えています。少人数は無条件で良いことではなく、少人数に対する大人数の「良さ」というものもあると私は思います。他教科は知りませんが、ものの調査では、英語の教授(とりわけスピーキング)にあたって効果的な人数は2,3人までであるそうです。4人以上になった場合は、少人数の効果はかなり薄れ、大人数と大差なくなるそうです。
 ご投稿頂いているケースでは、クラスの担当を持ち替えていらっしゃるようですが、クラスの雰囲気などはいかがでしょうか。「勉強しよう」とか、「ちゃんと授業を受けよう」という気構えができているでしょうか。こういう雰囲気を作るのは、少人数の方が難しいように思います。私もずいぶん苦労した思い出があります。
 どれほど上手な指導法を持っていても、学習に臨む側の生徒が「授業を聞く」姿勢を持っていなければ、身に付くはずの知識も身に付きません。私がHPで紹介している指導法やワークシートは、どちらかというと、「力がつく」というよりも、「がんばって勉強しよう」とか、「ちゃんと授業を受けよう」という気持ちを高めるためのアイデアが中心になっています。メリハリ、スピード展開のはやい授業、ワンスポットのアクティビティ、じっくりと聞かせる文法説明を心がけていますが、「力がついたか」と言われると、あんまり自信はありません。ただ、できる生徒はできるなりに、できない生徒はできないなりに、そこそこの満足感を持って1年を終えさせたいな、と思って日々授業をしています。上へ
18 2004/1/15 授業内での復習の取り扱いについて お返事が遅くなりました。ていねいに回答していただきありがとうございます。
先生の言われるとおり、クラスの雰囲気や授業に対する態度が異なるので、平均点だけを問題にしても仕方がないと思いました。しかし、少しでも力をつけてやれるような指導法を自分も身に付けていきたいので、これから工夫していきたいです。
先生に質問ですが、先生は前時の復習をどのように扱ってお見えですか。ディクテーションや何らかのプリントを使っていらっしゃいますか。また授業の初めなどで、単語ドリルなどやらせていらっしゃいますか。私は、復習は日問日答でさらっと流す程度なので、プリントなどでもっとしっかり扱うのが良いのでしょうか。また、単語ドリルなどは行っていません。ユニットが終わったら単語テストはしています。
英語を教え始めて最初の頃には、「前時の授業の復習をやらねば」と授業の最初に復習の説明をしたり、プリントをやったりしたこともありました。その後、あまりやらなくなってしまったのですが、その理由は以下のようなもです。

@やっぱり復習は面白くない・・・とくに定着が早く、力のある子にとっては無駄に近い時間になり、授業自体が弛緩する。定着が苦しい生徒にとっても、「前回やったよね」「この間、教えたよ」はなかなか辛いものがある。(言わなければよいのでしょうが、気をつけていてもついつい出てしまいます)

A授業のテンポが悪くなる・・・導入は新味のあるものの方がインパクトが高く、既習事項は生徒の食いつきが悪い

B効果が低い・・・@Aの理由もあるいのでしょうが、「やらされている」雰囲気になってしまって、効果が感じられない。

 私が行っている復習(何回かに一回という頻度ですが)は以下の通りです。

@デイリーカンバセーション(前時の学習内容についての簡単な「応答」)、あるいはワンスポットのゲーム的活動(本文中の「共通編」ビンゴ、サバイバルゲームをご参照下さい)

A重要で難しい内容の授業の場合は、プリントを途中までとし、次の授業で続きをすることで前時の授業の復習とする(本文中の「オリジナルドリルプリント」をご参照下さい)

B2セクション終了ごとに、10問の単語テストを実施

 このほか、年に1ヶ月くらい、基本文暗記とディクテーションのまねごとのような活動を入れることもあります。が、授業時間が少なすぎて十分にできないという反省があります。
 日頃生徒には、「英語は予習が肝心」と言っております。そして復習の「音読」「単語」。これが最低かつ十分条件であると。なんだか、あんまり前向きのお話にならないのですが、教師としても、「少なくとも、自分は必要かつ十分のことはしている」という自己確認も必要だなあ、と思ってしまいます。ご参考になれば幸いです。上へ
19 2004/2/23 ポイントステッカーその1 こんにちは。先日はありがとうございました。今回はポイントカードについてお聞きします。
現在は一緒に教えている先生の方針?で使っていないのですが,以前の学校では使っていました。
英語という特性?もあってゲームなどを多くおこなうため,それを成果として現せたほうが生徒がとても積極的に活動に取り組むようになるからです。
話を聞きますと,このようなカードを取り入れている先生方は結構いらっしゃるようですが
そこでお聞きします。
以前はカードを生徒にノートにはるなどさせ,こちらが与えたポイント数を自分でぬりつぶさせる
ようにしていました。さほど問題はなかったのですが,一年の終わりにポイント数の多い子を
表彰したところ「先生っ,こいつ勝手にいっぱいぬってたんだよー」といわれました。
そこはなんとか話をおさめたのですが,それから時々考えます。
こちらでポイント数を管理したほうがいいのか,一斉授業の際それほどの時間がとれるのか。
さほど気にすることではないのか。
ポイントカードを使っている先生方,いい活用方法などがあったら,ぜひ教えてください
私は輸入物のステッカーを使っています。70〜90枚で100円前後です。
 台紙は使わず、ノートに貼らせています。台紙を紛失する生徒が多いものですから、このようにしました。さすがにノート紛失はいままで経験がありません。仮に紛失したとしても、自己責任として再発行はしません。
 学期末に、ノート提出にあわせ、ポイントを集計して評価にします。加えて、優秀なポイントゲッターには、毎学期、small presentをあげています(上位3名程度)。
 ステッカーはごまかしがきかないように、毎学期種類を変えます。
 どのようなときにポイントをあげるかについては、以下の通りです。

@挙手して発言・発表したとき。
 1度挙手してポイントを得たら、私が「再スタート」しないかぎり、再度ポイントを得ることができません。挙手したい生徒も、「他の人にもチャンスをあげましょう」という説明で納得してくれます。また、クラス間の格差(クラスによって挙手の数が大きく違うときがあります。挙手が多いクラスでは、順番が回って来ないことがあります)の調整にもこの「再スタート」が便利です。私は「カイホー(開放)」と言う合図を使っていますが、生徒は私が「カイホー」と言うのを待っていて、ババッと手をあげてきますので、ちょっとしたゲーム感覚です。

Aゲーム活動でwinnerとなったとき。
 ビンゴや、ペアワークです。個人活動では、時としては全員に渡すこともあります。

B音読10回、単語練習2ページをしてきたとき。
 授業の終わった後に簡単にチェックして生徒にあげます。音読練習でpoint getできるのはone sectionで1回のみとしていますが、単語練習に関しては特に制限がありません。なお音読は、よくある手ですが、教科書の該当セクションのページの上に、☆印を書いて貰います。

C単語テストで満点を獲ったとき。
 単語テスト(10問)を返却し、「10点満点だった人はステッカーを取りに来て下さい」と言いますと、ある生徒はちょっと誇らしげに、ある生徒はちょっと恥ずかしそうに、前に出てきます。続けていると、だんだん満点が増えてくる...(はずなのですが)。
 
 その他の工夫としては、次のようなものがあります。

@ステッカーを一枚ずつはがして渡す時間がもったいないので、教卓の前に、ずらずら貼り付けておきます。「どんどんとっていって下さい」ということで、一枚ずつ手渡しする10分の1くらいの時間で、大人数でも渡すことができます。

Aスペシャルステッカーを用意しておき、発言や活動が「とりわけスゴイ」時にあげています。ただし、ポイントの数はノーマルと同じ1ポイントです。ダブルにすると、後で数えるのが難しくなります。

 思い出したものをずらずら書きました。もっと良いアイデアをお持ちの方も多いと思いますが、ご参考になる点があれば幸いです。また思い出したら書き込みたいと思います。
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20 2004/3/13 ポイントステッカーその2 こんばんは。中学校で1年生の英語を教えています。私もsai先生と同様に自分でポイントを塗りつぶす方法でポイントカードを使っています。私のクラスでも同じようなことがよくあり、授業後に「先生、○○さんはズルしていっぱいポイントを塗っています」と何人か言いに来ることがあります。私の場合は発表だけでなく挙手をしたら1ポイントにしているので自分で管理してもらう以外、方法がなくて来年度からはどうしようかなぁと思ってます。sasa先生のアドバイスは大変参考になりました。

ところでsasa先生はどちらのステッカーを使っていらっしゃるんですか?
70〜90枚で100円くらいならお手頃でいいですね。
ポイントカードの入手先ですが、私は以下のところで入手しています。連絡すれば、カタログを送ってくれると思います。
コラング・イングリッシュセンター
tel 03-3426-6836

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